今日は病院に行ってきた。経過の報告と松葉杖の返却が主な目的だ。
父が病院まで送ってくれた。足はもうサポーター着きではあるが、もう歩けるため帰りはバスで帰ることになった。いつまでも両親に頼れない。
まず受付で松葉杖を返却した。帰りに松葉杖の貸し出し料金の精算があるらしい。幾ら請求されるのだろうか？
診察室に向かうと大勢の患者がいた。今日は平日の晴天なので、皆足取り軽く病院に向かうのだろう。
受付番号は42番。診察開始時間に間に合うように病院に行ったのだが、もうすでに42人も患者が待っていることを意味している。俺はウンザリした。
いつも通り診察前にレントゲンの撮影を済ませて待合室に待機すること30分間。診察室のドアが開き医師に呼ばれた。
案外早く呼ばれて驚いた。後で今日の診療担当を確認すると整形外科の担当医は3人もいる。早いわけだ。
「様子は如何ですか？」
俺はサポーター着きではあるが歩くことに支障はないこと、痛みも特に無いことを報告した。
「レントゲンを見る限り特に異常はなく、また痛みも無い様であれば順調だと思います」
「今日から、サポーター無しで歩く練習をしてください。足の曲げ伸ばしも忘れないように」
正直、痛みも無くサポーター無しで少しだけ歩いたこともあったので、今日の診察結果に驚くことは無かった。
しかし、正式にサポーター無しで歩くことの許可が出たのは嬉しい。実に2カ月振りの「いつも通り」の生活だ。
診察は滞りなく終了し、受付に向かい清算をした。
「松葉杖の貸し出し料金、5,500円でございます」
俺は驚いた。5500円だって！？
詳しく聞いてみると1日当たり約100円の請求になるらしい。俺は長い間、療養していたため、この金額になるらしかった。
無職にはキツイ！ リハビリをして早いところ社会復帰しないとな。
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