高校3年生。高校1年生から2年も経過していると陰キャ生活も板についてきた。
さてAさんの話をしよう。
結論から言うと、陰キャとなった俺にAさんは話しかけることは一切無く、関心も失っているようだった。仲良くなりようがない有様だ。
俺は残念だった。前回の記事でも書いたが、1ミリ程期待していたのだ。
しかし、それも仕方のないところだ。
しかもクラスのほとんどが俺を疎んじている始末であり、特定の人物に到っては陰口を言っている状態だ。
高校3年生でもクラス替えがあり、2年生の時とは打って変わって今度は陽キャ揃いの編成となった。
俺と会話ができるのは2名ほど…1年生の時に逆戻りで、まさに四面楚歌だった。
Aさんの立場になって考えてみると理解できる。
クラスでボッチの存在で、疎んじられており、かつ四面楚歌の状態になっている俺に話しかけるメリットなどあるだろうか? ヒエラルキーの底辺でもある。
この状況で話しかけるのはライトノベルのヒロインしか存在せず、そしてライトノベルは虚構の世界である。
現実は非情だった。
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