ピーノスケの秘密基地

ここは俺の日記帳。

高校生編 ピーノスケ! 暗黒期!! ②

高校2年生になるとクラス替えがある。クラスメートが一新された。

ここで僅かだが、転機が訪れる。クラスに陰キャが大勢配置されたのだ。俺と同じく日陰者である。

クラスの陽キャは「このクラス、オタクしかいねーじゃねーか」とこぼしていたほどである。それほど陰キャが多かった。

中学生の頃は俺も陽キャだったと思うが、俺はこの1年で見事に陰キャへとジョブチェンジを果たしていた。

陰キャ陰キャを惹きつける…

俺は特に時間を掛けることも無く、陰キャと友達になっていた。話題はやはりゲームである。

クラスの休み時間は世間話をして、昼休みは物理室でバカ騒ぎ。

ごく普通の高校生らしい生活が送れていた。

相変わらず陽キャからの嫌がらせは受けていた。陰口、にらみつける等など…俺の防御力は減少していった。

しかしここで、中学校の同級生であるAさんと同じクラスになったのだ。

そう、Aさんとは同じ進学先だったのである。

俺はAさんとまた話ができるのでは、と1ミリ程期待した。

そして、その僅かな期待は儚く砕け散ることになった。