ピーノスケの秘密基地

ここは俺の日記帳。

大学生編 ピーノスケ! 勉学に勤しむ! ①

中堅大学に見事合格を果たした俺は迷うことなく入学を決意した。希望した学部学科でもあり、ヤル気に満ち溢れていた。

入学式、オリエンテーションと学校行事を済ませ、受講する講義を選択した。

1年次の春学期では、まだ慣れていないということもあり少し余裕の有る時間割を設定したと記憶している。以降の学期では受講できる最大限の講義を選択した。

大学の講義は塾の授業に似ているところがある。

まずクラスメイトが存在しないこと。受講する講義ごとに学生が入れ替わるので、濃い人間関係を形成する必要が無い。

同じ講義を受講している学生同士で会話する場合もあったが、その時は適度なコミュニケーションで事足りた。

同学年に友達が居れば大学生活が華やかなものになるだろうが、別に独りでも問題ない。

要は勉学が目的なわけで友達を作りに来ているわけではないということだ。

俺はこの環境が気に入っていた。

クラスメイトとの共存が強制されていた生活にはもうウンザリしていたのだ。

人間関係の取捨選択が高校生活にはなかった。どうしても「嫌われない」処世術が必要とされていて「関わらない」選択肢が無かった。まあ多くの同級生に嫌われてしまったが。

結果として大学では周囲の人間関係を全く気にすることなく勉学に集中できた。ストレスも無く精神状態も良好だった。

休む(自主休講)ことは一切なく、毎日真面目に講義を受けて、家に帰ればレポート作成する。理系なのでレポートは多かったが、提出期限を過ぎたことは一度も無かった。

学期末の試験日2週間前にはしっかりと試験勉強を開始。

自分で言うのもなんだが、優秀な学生が誕生していた。