今日は新聞代を払いにコンビニに行った。
新聞は両親が読んでいるが俺は読んでいない。ニュース関連はYahooのトップページで情報を収集している。
コンビニで新聞代を払い終わった後、いつも利用しているスーパーに行った。
スーパーでの用件は食料品の買い出しだ。食パンや卵などの普段よく食べるものを購入する予定だ。
俺は買い出しに行く前に、常に今日買うものをメモしてから行くようにしている。買い物カゴを持ったまま店内を1時間近くウロウロするつもりはないし、さっさと帰りたい。店内のどこに何があるかは把握済みだ。
メモに書いたものを買い物カゴに放り込み、レジに並ぶ。今日は空いていた。
セルフレジで会計を済ませた後、リュックに食料品を詰めていたら何やら怒号が聞こえた。別のセルフレジの前で70代後半らしき爺さんが店員2人相手にキレている。
気になったので聞き耳を立てていると、どうやら爺さんはセルフレジの使い方が分からず、若い店員Aを呼んだみたいだ。
爺さん曰く、その店員Aの態度が悪かったと感じたらしい。今度は別のベテラン店員Bを呼んで店員AB相手に如何に店員Aの態度が悪かったかと力説していた。
爺さんが怒っている間、店員Ａは直立不動で動かず、店員Ｂはひたすら頭を下げていた。
店員Ａの態度が悪かったのが確かだとしても、爺さんは現在怒鳴り散らして衆目を集めている事実に違いは無い。怒鳴るという行為は社会的に正しい行為なのだろうか。
また店員の態度が悪いと感じたら、もうそのスーパーには行かなければいい話で怒る必要はない。そもそも店員が良い態度で接客しなければいけないという義務はない。
スーパーの方針として「お客様は神様だ」と店員に教育したとしても、店員と客は対等な人間同士であることに代わりは無い。客が店員に神様扱いを要求するのは筋違いだ。
70代後半の爺さんが俺に道徳の重要性を教えてくれた。
店員は気の毒だった。
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